神様は危険を察知したが手遅れだった。だが、その時女将こと天道寺飛鳥がすぐ傍の座席に腰掛けていた。

満員電車で、例によって里佳子がその男に接近し体を摺り寄せていく。次は里佳子をその気にさせる手筈だった。

里佳子の次のターゲットは、一流商社マンだった。里佳子の尻をまさぐる僕の右腕は天道寺に捻り上げられ、天道寺が叫んだ「痴漢よ～！」あっという間に腕に手錠をかけられ、僕は車外に連れ出された！･･･そして･･･！。

僕は里佳子と男の間に割り込んでそれを阻止した。

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